042-740-8005
消化器内科、内科、肛門内科

外科

外科診療について

外科

日常生活の中で起こりやすい切り傷やすり傷、打撲、捻挫、やけどなどの外傷を中心に、皮膚のできものの処置、治療などを行います。
また、胃や大腸、胆嚢等の手術に関するご相談、手術後のお悩みごとに関するご相談をお受けします。

当院外科の主な診療内容

  • 外傷(すり傷・切り傷・咬傷・やけどなど)
  • 異物刺入(トゲや釘が刺さった時など)
  • 咬傷(動物に咬まれた時)
  • 捻挫
  • 打撲
  • 皮膚のおでき
  • 褥瘡(床ずれ)
  • 手術後の処置
  • 胃や大腸、胆嚢等の手術に関するご相談
  • 手術後のお悩みごとに関するご相談 など

すり傷

すり傷とは、皮膚の一番外側の表皮がこすり取られてしまい、はがれた状態にある傷のことです。傷自体は浅く見た目はそれほどでなくても、皮膚の表面をこすったことによって炎症が起きており、また皮膚の表面には神経が多いことから、傷が深いとされる切り傷よりもヒリヒリとした痛みが続きがちになります。また軽度であってもすり傷は適切な手当をしないと細菌などに感染して化膿することがあります。

治療についてですが、創傷のけがについては、当院は湿潤治療を行っています。湿潤治療とは、ヒト(動物)の「自己治癒能力」を最大限に生かす治療法であり、けがの治りが早く、痛みが少なく、しかもきれいに治るという特徴があります。これは、傷口を水で洗い流し、創面を専用の創傷被覆材(ドレッシング材)で密封する方法で、傷口から出てくる滲出液を封じ込めることで湿らせた状態で治すというものです。消毒によって傷を深くすることが無いので、痛みも少なくて済みます。

切り傷

鋭い器物(ガラスや刃物など)による体表の傷のことを切り傷と言います。この場合、傷口が鋭く切断されている状態なので、周辺組織につぶれは見られません。重症度は損傷した組織の深さや幅によって異なり、程度によっては神経・腱・骨などにまで損傷を受けていることもあります。

なお切り傷により、血管、神経、腱が完全に断裂をきたしているのであれば、緊急これらを縫い合わせる処置が必要になることがあります。また、傷口に土やサビなどが入っているのであれば、破傷風などの感染症に罹ることも考えられますので、その場合は抗生剤を投与するなどして予防するようにします。このほか傷による出血が多い場合は、縫合処置も行います。縫合処置については、糸で縫わずに創傷閉鎖用の滅菌テープの使用、医療用のホチキスを使うなどして、患部を固定することもあります。

やけど(熱傷)

皮膚や粘膜が熱などの刺激で損傷した状態がやけどです。医学用語では熱傷と呼ばれます。火に触れたり、熱湯にかかるなどしてやけどを経験した方は多いかと思いますが、やけどによる損傷は、一定時間以上高温のものが皮膚に触れたことで起こりますが、40~55度の温度でもやけどになることはあります。

治療については皮膚の損傷度により異なります。その度合というのはⅠ度~Ⅲ度に分類されています。Ⅰ度とはⅠ度熱傷のことで、これは表皮熱傷(皮膚の表面のみのやけど)のことを言います。やけどをした部位が赤くなり、痛みも出ますが痕が残ることはありません。Ⅱ度熱傷については、浅達性Ⅱ度熱傷と深達性Ⅱ度熱傷に細分化され、前者は赤みからやがて水疱を形成する症状で水疱が破れると傷になりますが、2週間ほどで痕を残さずに治癒します。後者の場合は真皮深層まで損傷が広がっている状態で、瘢痕を残す可能性も高いです。症状としては部位が赤くなるほか水疱もできますが、その底は白色の状態であり、知覚も鈍麻していることから痛みをあまり感じません。またⅢ度熱傷は、皮膚が深達性Ⅱ度熱傷以上に損傷している状態で、皮膚の厚さ全てが熱による傷害を受けている状態です。この場合、乾燥や痛みを感じることはありません。

治療法ですが、Ⅰ度熱傷や浅達性Ⅱ度熱傷では、主に乾燥を予防する軟膏やクリームの塗布になりますが、患部の範囲が小さくてもかぶれや細菌感染を起こすこともあるので注意が必要です。Ⅱ度熱傷では、水ぶくれができますが、これは割らずに治療した方が治りは早いと言われます。ただ、割れてしまった場合は、毎日数回のシャワーと石鹸で患部を洗い、清潔にすることが大切です。深達性Ⅱ度熱傷、Ⅲ度熱傷では、多くは皮膚が壊死した状態になっており、これは細菌感染症を招きやすくなるので、これを除去するデブリードマンという処置と皮膚を移植する手術(植皮術)が必要となります。これらの熱傷は後遺症が残るリスクが高いので、速やかに医療機関を受診するようにします。

粉瘤

皮膚腫瘍のひとつでもある粉瘤は、皮膚が陥入してできた袋に老廃物や皮脂が溜まることによってできる半球状の良性腫瘍でアテロームと呼ばれることもあります。腫瘍自体は直径約1~2cmですが、場合によっては10cm以上の大きさになることもあり、顔、首、背中、耳の後ろ、鼠径部などに発生しやすいと言われています。数についてはひとつとは限らず同時に複数個多発することもあります。このほか、外傷が原因で、手のひらや足の裏にできることもあります。

粉瘤は自覚症状がなく、中心に黒点状の開口部があります。見た目がニキビとよく似ていると言われますが、その見分け方がこの黒点となります。また、粉瘤を指などで強く圧迫して潰そうとすると臭いを伴う粥状の物質が排出され、その部位が発赤や痛みを伴うこともあります(炎症性粉瘤)。

治療についてですが、炎症を起こしていなければ外科的手術による除去になります。(局所麻酔下で行いますので日帰りによる手術が可能です。)
炎症を起こしているのであれば、抗生物質の内服、または小さく切開して膿を出すなどして、炎症を抑えてから手術を行います。
なお、当院では炎症を併発した際の切開・排膿処置は行っておりますが、根治的な粉瘤の摘出手術は行っておりません。

診療科目
消化器内科、内科、肛門内科
住所
〒252-0302 神奈川県相模原市
南区上鶴間7-6-4 七慶まるこビル2F
アクセス
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